AIエンジニアの世界をのぞく

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AIエンジニアとは

AIは日々進化している

AI技術は長い歴史の中で進化してきました。初期のAIは人間がルールを細かく設定し、その通りに推論させる「ルールベース型」が主流でした。しかし、現在のAIは大量のデータからパターンを見つけ出す「機械学習」が中心です。画像を識別したり、文章の意味を理解したりできるのは、膨大なデータを使ってAIが自ら特徴を学習しているためです。機械学習には、正解データを与えて学習させる「教師あり学習」、データの特徴を自動で抽出する「教師なし学習」、報酬を与えて行動を最適化させる「強化学習」などがあり、用途に応じて使い分けられています。

AIエンジニアの活躍の場が広がっている

AIエンジニアとは、人工知能(AI)を開発して、社会のさまざまな場面で活用する専門職です。スマートスピーカーが声に反応したり、動画アプリが好みに合ったコンテンツを勧めてくれたりと、AIはすでに私たちの生活の身近な存在になっています。
AIエンジニアの仕事はこうした仕組みを支えるプログラムを作ることです。AIが正しく判断できるような仕組みを設計したり、大量のデータを使って学習させたりしながらAIを育てていきます。
近年は工場の自動化や医療診断の支援、自動運転などAIの活用範囲が急速に広がっており、AIエンジニアの需要も高まっています。
AIエンジニアと一口にいっても、必要なデータや評価方法を定義する「AIサイエンティスト」と、既存のAIモデルを実際の業務やサービスに応用して課題解決につなげる「AIエンジニア」の2つの役割があります。どちらも大量のデータを整えたり、正解ラベルをつけたり、とモデルの精度を高めるために数式やパラメータを調整する作業が欠かせません。

サイエンスとエンジニアリングの違い

AI分野で「サイエンス」は自然の原理や法則を探求し体系化する領域であり、大学の理学部に近い考え方です。一方、「エンジニアリング」は科学で得られた知識を社会に役立つ形で実装する領域で、工学部の役割に相当します。AIサイエンティストは原理やモデルの研究に近く、AIエンジニアはそれを社会で使える形に落とし込む役割を担っています。

ITエンジニアとの違い

AIエンジニアとITエンジニアはどちらも技術職ですが、扱う領域が異なります。ITエンジニアはシステムやソフトウェア、ネットワークなど、社会の基盤となる技術を設計・開発・運用するのが主な役割です。一方、AIエンジニアは機械学習や深層学習といったAI特有の技術を用いて、人間のように判断・予測できる仕組みを作ります。つまり、ITエンジニアが「便利な仕組み」を作るのに対し、AIエンジニアは「自ら考え、進化する仕組み」を作る職種といえます。

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